第4回チーム猫毛作品展WEB展示その18 くずし太極図 黒白茶猫
2作品ほどメッセージが涼しげな作品が続きましたので、今度は暖かい作品です。
くずし太極図 黒白茶猫 【蔦谷 作】
●猫毛提供猫
・猫種 ・出生年月日(推定含む)・出身地
いおりん(三毛) 和猫 推定2006年1月 東京都
ちまき(サバ白) 和猫 推定2010年9月 東京都
●飼い主 みつね
●毛提供猫メッセージ
神経質でスレンダー、女王様気質のいおりんと、甘ったれでぽっちゃり型、結構ちゃっかりしているちまき。
先住猫のいおりんが後から来た仔猫を可愛がるような生優しい性格ではないため、2匹仲良く猫団子なんて夢のまた夢、遊んでと寄っていくちまきにうなるいおりんの怒声を聞かない日は無いくらい仲悪く暮らしております。
【暖房つけるよりにゃんこを抱っこ!これがエコ!!】といきたい所ですが、いおりんは家庭内野良猫、ちまも「抱きぐせをつける!」という野望の元に育てた割にはあまり抱っこがお好きではなく、我が家のお猫様たちはあまりエコに貢献して下さらなさそうです。
とはいえ、猫は側にいてくれるだけで身も心も温まりますね。
●作品メッセージ
現実にはくっつきあって眠ることのない二匹を、一つのかごの中で一緒に眠らせてみました。お気に入りのおもちゃも放り出してぐっすりと、お互いをお互いの暖房にして眠る猫たち。熱エネルギー利用に無駄がありません。
二匹の猫がすきまなくぴっちりくっつきあうと、陰陽魚または太陰大極図を思わせる形。そこにも永遠の循環につらなる摂理が反映されている? ということまでつい考えてしまいそうになって……。猫自身は多分何も考えていませんが、その姿を見る人間は様々な象徴を読み取りたくなる、そんな暗示的なところも、猫の魅力ではないでしょうか。