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猫の毛のフェルト・愛猫をブラッシングして集まる毛で作る「猫毛フェルト」の公式ページです

第4回チーム猫毛作品展WEB展示その22 本と飼い主と三匹の猫

 このところ、毎日寒いですね~ 寒いと家から出たくなくなります。
 暖かい部屋の中で、猫をなでながら本を読める、そんな穏やかな時間が、何物にも代えがたいと思う今日この頃です。

「本と飼い主と三匹の猫」                 蔦谷 作

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●猫毛提供猫   
・猫種  ・出生年月日(推定含む) ・出身地   
花 ♀(雑種・黒白) 成猫で保護したので不明 横浜市
坊 ♂(雑種・白サバ) 推定 2006年7月  横浜市

●飼い主  瞳子

●参加猫についてのメッセージ
花はブサイクのくせに気まぐれでわがまま放題のお嬢様。
坊はお勉強はできず度胸もない小学生男子風。
特に仲が良いわけでもない2匹ですが、たまには寄り添います。
大抵は10分も経たないうちに、坊が追い出されますが。

飼い主は元からインドア派ですが、猫がいるとますます家から出ません。
猫と一緒にソファに座って読書をするのが一番の幸せ。
暖かい紅茶と甘いものがあれば言うことなし。
「猫」と「本」と「チョコレート」が暮らしのほとんど全てを占めています。

●作品メッセージ
読書人は猫を愛する。これは広く知られた定説であります。一方で、猫たちが語らないのであまり知られていませんが、猫もまた読書人を愛する、というのも真理であります。なぜなら、読書人というものは概ね、猫の愛する静寂に包まれているからです。じゃあ猫が愛するのは「静寂」であって「読書人」ではないのでは? ということにもなりますが、「人」のほうはどうでもいいというのはさびしいので、そう信じさせておいてください。

さてデータシートに書かれた花と坊の他に、瞳子様家には実はもう一匹、椛もいます。毛並みにコロコロをかけてもらうのが好きで、猫毛収集ができないので、花と坊の毛をブレンドして作ったしっぽだけ登場。飼い主は登場してないですが、『猫と庄造と二人のおんな』をもじってこんなタイトルです。

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第4回チーム猫毛作品展WEB展示その21 名物猫団子

 今度の作品は、控え目に猫的です。仙台と京都、東京の名物にご協力いただいたのですが、名物のお力はさすが強力! 猫毛がかすんでしまった感がありますが、ちゃんと中央に陣取ってます。


「名物猫団子」                 蔦谷 作

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●猫毛提供猫  ・猫種  ・出生年月日(推定含む) ・出身地   
げっぺい(ハチワレ) 推定 2002年2月生   東京都
さくらもち(三毛) 推定 2003年11月生   東京都
おはぎ(ハチワレ) 推定 2006年5月生   東京都
しらたま(サバ白) 推定 2006年7月生   東京都

●飼い主  けめこ

●参加猫についてのメッセージ
今年の夏は節電の影響でにゃんズも暑そうでしたが、
秋になれば猫団子の出来上がり。
ほっこりした時間が流れています。
ほっこり団子を見て、心も体もあったか、ぬくぬく。

●作品メッセージ
当初、猫毛フェルトで食べ物を模す事は我が身に禁じていましたが、4冊目の著書『猫毛フェルト12カ月』で禁を破り、その後はなし崩し。けめこ様家の猫たちからも、もう「猫団子」しか頭に浮かびませんでした。上から、さくらもち、おはぎ、げっぺいの猫毛団子でございます。4匹のうちしらたまの毛がなかったのは、多分ブラッシングが苦手なのですね。

ということで三色団子になりまして、向かって右に京都「豆政」のすはまだんご、左には東京「埼玉屋小梅」の小梅だんごをとり合わせ。東西の名物は、さすがに猫毛で作るのは控えました。背景に使った千代紙は東京「菊寿堂いせ辰」の「仙台駄菓子づくし」(石橋幸作筆)。お菓子な猫たちのお菓子な額になりました。

第4回チーム猫毛作品展WEB展示その20 猫毛糸

 前に、自作ポジャギとのコラボ作品を御紹介した蒲公英さんも、猫毛提供をしてくださっています。
 ポジャギの作品が夏っぽいので、こちたは冬向きの作品にしました。

「猫毛糸」                 蔦谷 作

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●猫毛提供猫   
嵐   o猫種 茶トラ  o出生年月日      2000年8月 o出身地 大阪府
きてぃ o猫種 ペルシャ系MIX  o出生年月日  推定2001年4月 o出身地 大阪府
ニ ノ o猫種 キジトラ  o出生年月日  推定2007年8月 o出身地 大阪府

●飼い主  蒲公英

●参加猫についてのメッセージ
私にとって楽しみにしている季節は猫と過ごす「冬」
ふわふわの猫毛が冷えた体を温めてくれます
猫と一緒に迎える寒い冬の朝は最高です
湯たんぽを抱いているかのような至福のひとときを与えてくれます

●作品メッセージ
幼い頃、よく母に手伝わされて毛糸を巻きました。小さくなった私のセーターをほどいて編み直したり、古くなって糸痩せした毛糸を二本取りにしたりして、古い毛糸を繰り返し使うことは、母にとって当たり前でした。そして、母が編み物する足元には、毛糸玉が大好きな猫。そんなことを思い出しながら、猫の毛糸玉を、色とりどりの中に紛れこませてみました。(因みに帯紙の文字は、イギリスの出版業界誌に載った猫毛本英語版の書評の一部です)

編み物好きな母と違って根気のない私は、猫毛を糸に撚ることはさぼって、見た目だけ毛糸玉に似せましたが、猫毛で糸を紡ぐことももちろんできます。『いぬけいと』(青山出版社)というご本が出ていて、その中にさりげなく猫毛製の毛糸も載っています。

第4回チーム猫毛作品展WEB展示その19 Jumping

 今回の展示では、自作の作品をご出展なさるのに加えて、猫毛提供をしてくださった方もおいでになります。トロNEKOさんもそのお一人。「猫毛祭りin京都」の会場、キトゥンカンパニーさんで、猫写真展を開かれたこともあるトロNEKOさんのお写真と、組み合わせました。


「Jumping」                 蔦谷 作

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●猫毛提供猫
   
・猫種  ・出生年月日(推定含む) ・出身地   
トロイ(アメリカンショートヘアー)  2004/9/2生   神戸市(兵庫県)
カリン(スコティッシュフォールド)   2008/4/10生   高槻市(大阪府)

●飼い主  トロNEKO

●参加猫についてのメッセージ
甘えん坊のトロイと、お転婆姫のカリン。一緒に同居して3年になるけれど、猫団子姿を見せてくれたことはなく、毎日元気にケンカをしています(TT)
そんな2匹でも、猫毛作品の中では、一緒に仲良く並んだり、丸まったり、自由自在に飼い主の希望を実現させることが出来て、夢が広がる♪
難しく考えることなく、手間をかけなくても、ただ単に猫毛を丸めただけの毛玉ボールは、お互いの匂いを確認しながらの絶好の遊び道具です。
猫毛最高!\(^^)/

●作品メッセージ
猫が何匹かいると、その関係が面白いですね。
いっつもくっつきあっているのもいれば、鋭く対立しあってるのも。お互いの存在を微妙な距離感で意識してるのも、猫らしい感じです。
トロイとカリン、2匹の猫たちに、作品の中では、猫毛ボールもまじえて追っかけっこしてもらいました。
バックの写真は好きなものに替えられるので、そのときどきの新作を入れて使っていただけます。

第4回チーム猫毛作品展WEB展示その18 くずし太極図 黒白茶猫

 2作品ほどメッセージが涼しげな作品が続きましたので、今度は暖かい作品です。

くずし太極図 黒白茶猫            【蔦谷 作】

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●猫毛提供猫 
・猫種 ・出生年月日(推定含む)・出身地   
いおりん(三毛)  和猫   推定2006年1月   東京都
ちまき(サバ白)  和猫   推定2010年9月   東京都

●飼い主 みつね

●毛提供猫メッセージ
神経質でスレンダー、女王様気質のいおりんと、甘ったれでぽっちゃり型、結構ちゃっかりしているちまき。
先住猫のいおりんが後から来た仔猫を可愛がるような生優しい性格ではないため、2匹仲良く猫団子なんて夢のまた夢、遊んでと寄っていくちまきにうなるいおりんの怒声を聞かない日は無いくらい仲悪く暮らしております。
【暖房つけるよりにゃんこを抱っこ!これがエコ!!】といきたい所ですが、いおりんは家庭内野良猫、ちまも「抱きぐせをつける!」という野望の元に育てた割にはあまり抱っこがお好きではなく、我が家のお猫様たちはあまりエコに貢献して下さらなさそうです。
とはいえ、猫は側にいてくれるだけで身も心も温まりますね。

●作品メッセージ
現実にはくっつきあって眠ることのない二匹を、一つのかごの中で一緒に眠らせてみました。お気に入りのおもちゃも放り出してぐっすりと、お互いをお互いの暖房にして眠る猫たち。熱エネルギー利用に無駄がありません。
二匹の猫がすきまなくぴっちりくっつきあうと、陰陽魚または太陰大極図を思わせる形。そこにも永遠の循環につらなる摂理が反映されている? ということまでつい考えてしまいそうになって……。猫自身は多分何も考えていませんが、その姿を見る人間は様々な象徴を読み取りたくなる、そんな暗示的なところも、猫の魅力ではないでしょうか。

第4回チーム猫毛作品展WEB展示その17 H・IMAGINE

 前回に続き、「猫毛書」のシリーズです。こちらは黒っぽい毛を使ったので、画像だと普通の書に見える、とのお声も。でも、「人」の文字の右下の「はね」が紙から出ているので、書いた文字ではない証拠。次回作では、猫毛書のこの特徴をもっと押し出そうと思っております。

 毛提供猫さんのメッセージがまたまた夏の話で、この時期読むとちょっとひやーっとする感じですが、どうぞお許しを!

H・IMAGINE     【蔦谷 作】

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●猫毛提供猫 雷
・猫種   メインクーン×ラグドールMIX
・出生年月日(推定含む) 推定2009年2月
・出身地   兵庫県

●飼い主 まゆみ

●毛提供猫メッセージ
雷は毛が長いので暑がりです。
家にいるときは空気清浄機にくっついています。
さわやかな風が出てくる瞬間が魅力なのです。
美容院(蔦谷注:飼い主さんは美容院をしていらっしゃいます)の看板猫をしているときも、冷房の風が当たるところに陣取ります。

●作品メッセージ
夏も冬ものんびりしてるのが一番。と、猫はその行動で、ウカツな人間たちに教えてくれてます。忙しくばかりしてるとロクなことにならない。「心を亡くす」って書くでしょう。
あくびして伸びをする猫の姿が喝破していること、それは「最も猫に近く、最も偉大な人間、それは暇人」という真理。
暇人なればこそ、効率だの経済だのを振り回す人たちが推進したい○○(おスキな文字を入れてお読み下さい)なんぞよりずーっと偉大な、猫毛フェルトというハツメイもできるというものです。
ジョン・レノンも歌いました。「Imagine all the people  Living life in nekoke」。
いや歌ってないか。

銀座→高円寺→京都→高松、猫毛的チャリティ報告

 去年の3月から続けています、猫毛的チャリティ。
 銀座モダンアートでの「猫毛と昔きもの」展で募金としてスタートし、その後、皆様からチャリティ物品をご提供頂いて、高円寺書林でバザーを行い、その後、キトゥンカンパニーでの「猫毛祭りin京都」に引き継がれ、その後、「猫毛祭りin高松」の会場、「きゃっとばけーしょん」でも、チャリティバザーを実施しておりました。

 既に寄付が済んでいる分以降、ためておりました売上金を、本日寄付しましたのでご報告します。

・高円寺バザーの中締め以降の売上   : 5540円
・猫毛祭りin京都のチャリティバザー売上:15800円
・猫毛祭りin高松のチャリティバザー売上:10400円
                       合計:31740円

 これに端数を足しまして、半分にした16000円ずつを、被災動物支援活動をしている以下の2団体に寄付いたしました。

alive.jpg・地球生物会議ALIVEの福島県会員有志で活動するグループ「ALIVEふくしま」




soumaneko.jpg南相馬の猫おばさんを応援する会

※「送金先口座・お受け取り人名」はこの会の会計担当の方です。






 長らくお預かりし、寄付まで時間がかかって恐縮です。
 ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

★震災以降、これまでのチャリティまとめ★

(1)2011年4月:「猫毛と昔きもの 月遅れのひにゃ祭り」@銀座モダンアート
・ご寄付合計 10,348円
・寄付先 日本赤十字 5500円
     アニマルレフュージ関西の大規模レスキュー 5500円

(2)2011年5月:「東日本大震災チャリティバザー@茶房高円寺書林」
・バザー品売上合計 17,740円
・義援金御寄附   20,000円
        合計37,740円
・寄付先 NPO法人みなしご救援隊
(広島) 東北地方太平洋沖地震犬猫救援活動 20000円
      福島県災害対策本部 20000円

(3)2011年8月:高円寺バザーの中締め以降
・売上合計   : 5540円

(4)2011年11月:猫毛祭りin京都のチャリティバザー@キトゥンカンパニー
・売上合計:15800円

(5)2011年12月:猫毛祭りin高松のチャリティバザー@きゃっとばけーしょん
・売上合計:10400円

今回ご報告分(3)~(5)合計 :31740円
・寄付先 ALIVEふくしま 16000円
      南相馬の猫おばさんを応援する会 16000円

端数を足しましての寄付金総額:83000円


 作品を提供下さった皆様、お買い上げ下さった皆様、また会場をご提供して下さった皆様、本当にありがとうございます。
 猫毛祭りでは、今後とも被災猫支援のチャリティ活動を続けていきます。末永いご支援を宜しくお願い致します。

第4回チーム猫毛作品展WEB展示その16 MOTTINAI

 さて、今回アップする作品は、実は当方がこの展示で最も気に入っているシリーズ「猫毛書」の第1作。作っていてあまりに楽しいのでシリーズ化してしまいました。
 真冬の記事で毛提供猫さんのメッセージが夏の話なのは、ご愛嬌ってことで♪

MOTTINAI【蔦谷 作】

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●猫毛提供猫 まろん
・猫種   和猫(縞三毛)
・出生年月日(推定含む) 推定2008年8月
・出身地   京都市

●飼い主 まゆみ

●毛提供猫メッセージ

まろんは家中で一番気持ちのいいところを知っています。
真夏はもっぱら風の通る玄関マットの上や、網戸にした窓際でのんびり。
冷蔵庫があいたらもちろんすかさず駆けつけます。
だからまろんは夏バテ知らずでころころです。

●作品メッセージ
猫は、人間のように環境負荷が突出して高い生き物ではないので、ことさらエコ生活をする必要はありませんよね~♪ あるがまま、猫がままで生きれば、それすなわちエコ。エコ生活が必要なのはむしろ人間のほうなので、猫から人間に向かってシュプレヒコールしてもらいました。
発してもらったメッセージは、日本が誇るエコワード、今や世界語になった「もったいない」。そこには、猫毛だって活用しなけりゃもったいない、という猫毛フェルトのテーゼも含まれています。

第4回チーム猫毛作品展WEB展示その15 福猫様人形

 チーム猫毛作品展のWEB上展示、昨年11月以来のアップです。早く見たい~ と思ってお待ちくださっていた皆様、すみませんでした!
 さて、年の初めのご披露は、初春らしく華やかなものを。前回にご紹介した作品に続き、今回も出展者様と当方のコラボ作品です。

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福猫様人形【プチ着物/片山洋子 作・猫毛フェルト/蔦谷 作】

●猫毛提供猫 福
・猫種   キジトラ女子
・出生年月日(推定含む) 2007年6月
・出身地   東京都(推定)

●飼い主 片山 洋子

●毛提供猫メッセージ
2007年9月、何処からともなく突然現れ、片山福になりました。
それから4年間、片山家家族格付けランキング、第一位の座に君臨し続けております。彼女の魅力は何と言っても全身を覆い尽くしている毛皮と、どこまでもどこまでも透明でその奥に輝く金色の瞳です。
毛皮は複雑な色の組み合わせで綺麗な縞模様を作り、艶やかな感触とそして、心地よい温もりを与えてくれます。
今年の冬はこの「温もり」を抱きかかえ、エコに過ごしたいと思います。

●作品メッセージ
世界の毛フェル座座員のブー太の母ことマダム片山が和裁が上手と知ったのは昨年の春のこと。
前から思っているのですが和服って本当にエコ。祖母の形見。母の若い頃の。きちんと保管していれば、サイズの多少の違いも問題にならず、何十年も前の物を今もそのまま着られる。そしてきっと何十年後も。洋服では殆どあり得ないことです。
そんな和服に猫毛の頭を合わせて、猫毛的姉様人形のように作りました。マダム片山が仕立てた着物に合わせた帯は、向かって左が、私の祖母の若い頃の巾着袋、右は私が以前京都で買った帯の端から切り取りました。

因みに背景に使った千代紙は「寿」の字を百種の違う字体で刷り込んだ「百寿」(菊寿堂いせ辰製)。猫毛提供猫の福ちゃんと合わせて「福寿」。おめでたい取り合わせです。

今年&神奈川初♪ 公演「世界の毛フェル座」

 さあ今年も猫毛祭りは続きます。引き続き宜しくお願いしますね!
 というわけで、「猫毛祭りin川崎」の会期最終日の今月の21日、猫毛フェルト指人形劇団「世界の毛フェル座」が、今年初&神奈川県初公演!

RIMG0017.jpg 今回のスターは、実は猫毛にゃんぎょうたちではなく、希代の悪役の「おおかみ」! このおおかみの活躍を、どうぞご覧ください♪


●イベント名 : 「世界の毛フェル座」公演
●日時     : 1月21日(土) 15:30~16:00
          赤ずきんにゃん/三匹の子猫と発電所 の2本立て
●参加費   : ご予約・当日 500円(ちょっとしたおまけつき)
●お申し込み : 左欄の「●各プログラムお申し込み●」フォームからどうぞ。
         当日受付もあります。

 観劇の後に、エンディングパーティもぜひどうぞ♪